みちくさ震災復興キャンペーン Foe Kumamoto.

熊本県と県境域で、未曾有の連続地震がおこってから、もう2ヶ月が過ぎた。震災や災害後、多くの方が亡くなり、また、今なお家もない状況でお困りの方々がおられる。心からお見舞いを申し上げながら、一日でも早い復興を望んで止まない。

前回の「みちくさ4・5月号」は4月15日に発行し、災害後、配布を開始した。表紙は桜島。タイトルに「地球を感じる旅」とあり、配布しづらい思いもした。九州の奥地を旅すると、人間が地球に生かされているということを感じずにはいられない。 風景を感じるというようなことをコンセプト文章に書いていた。そして、奥九州では、長い年月、自然と人間が共生しながら生きてきたことを実感させる何かがあり、それが悠久の時を感じさせると綴った。そして、印刷中に大地震。表紙のキャッチコピーのみを見ていると、誤解する方もおられたのではと、申し訳けなくなるが、読者の中には、同感してお手紙も下さる方もあったり、アンケートプレゼントのハガキやメールには、コンセプト文章が気に入ったと選んで下さっている方も多く、心底、ホッとしたのも、何を隠そう事実である。

福島の冊子が読者に呼びかけ、ブルーシートなどの救援物資を送って下さった。本当にありがたかった。多くの人々と繋がっているという思いが沸きあがり、心から感動した。被災地はもちろん、その周辺部もまた、経済的に疲弊しそうになっている。風評被害は恐ろしく、大丈夫な地域でも、入り込み客は激変し、実は弊誌も発行が1ヶ月近く遅れてしまった。被災地の方々のご苦労にはまったく比べものにならないが、小さな会社で働いてくれる23名のスタッフたちの暮らしを守るべく、経営者として奔走した2ヶ月であった。そして、いかに周りの方々に生かされているかを痛感し、感動をいただいた。結果、多くの方の温かな援助のおかげで、なんとか初夏号は無事に陽の目を見ることができそうで、心から感謝している。

今回、非力かもしれないが、読者の方々と一緒に災害による「経済復興キャンペーン」をスタートさせていただく。詳細情報
を希望の方は、弊社特設サイトをご参照下さい。 (下記のバナーをクリック)

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「福永栄子」署名
  • 愛で人と人、地域と地域を結ぶ(株)アイロード代表
  • 地域交流誌「みちくさ」編集長