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むかしむかし、米良(めら)山(やま)の深(ふか)瀬(せ)というところに勘(かん)助(すけ)という侍(さむらい)が、住(す)んでいました。
勘(かん)助(すけ)は、力(ちから)が強(つよ)くて威勢(いせい)の良(よ)い男(おとこ)でしたので、村人(むらびと)達(たち)は「いじわる勘(かん)助(すけ)」と呼(よ)んでいました。
勘(かん)助(すけ)の妻(つま)は「チヨ」という美人(びじん)で、二人(ふたり)は人(ひと)がうらやむ仲(なか)の良(よ)い夫婦(ふうふ)で、平和(へいわ)で豊(ゆた)かな生活(せいかつ)をしていました。 |
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ある日(ひ)、勘(かん)助(すけ)は、大雨(おおあめ)で流(なが)された橋(はし)をかける石(いし)積(づ)み造(つく)りに川(かわ)に出(で)かけました。
一日(いちにち)がかりで、やっと石(いし)積(づ)みが出来(でき)たので、帰(かえ)る用(よう)意(い)を始(はじ)めた時(とき)、川(かわ)の方(ほう)を見(み)ると向(む)こうの川原(かわら)に、何(なに)かチラッと動(うご)くものがありました。
三(みっ)つくらいの子供(こども)が、飛(と)んだり、跳(は)ねたりして遊(あそ)んでいるように見(み)えました。 |
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